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お小遣い制とアカウンタビリティ [屁理屈]

私は独身なので稼いだオカネは自分で家計を管理、財産の運用を行っている。
まあ当然の話だ。

一方私とは対局の位置にある既婚者の家庭は
夫が稼いだオカネを妻が管理し、夫には小遣いを渡しているところが多い。

何で稼いだオカネの一部を小遣いとして貰わなきゃならんのだ、という疑問はとりあえず置いておこう。
問題はこの管理というのがどんなルールによって運用されているか、ということである。

会社なら細かく支出を管理し、収入とのタイミングを計り、一時的に足らなければ金融機関に融資を申し込む。
一ヶ月間の経済活動を経営者に報告するというのは、会計担当者の基本的かつ重要な職務である。
また、外部からの監査により財務内容を厳しくチェックされ、会社の所有者である株主や将来株主になるであろう投資家に経営の妥当性を証明する。
これは一定規模以上の会社なら法律によって強制されている。
大変ではあるが社会との関係を保つにあたっては重要なことである。

一方家計ではどうなのだろうか?
独身の世帯では稼ぐ人、使う人、財産を守る人は全て一人で、そういう意味では個人商店といっていい。
誰にも報告する必要もないが、代わりに全ての責任を負っている。
既婚者が持っているのは家庭である。最低でも2人いる組織といっていい。共同経営という形態になる。

ただ、営業(外でオカネを稼ぐ人)と経理財務(オカネの管理)と役割を分けるという事は
お互いに責任を分担するということだ。

営業は収入において責任を持つ。一方、経理は支出や財産について責任を持つ。
であれば、家計を預かる人は最低これくらいやってなければならない。

全ての収入、支出を記録し、全ての証明(領収書等)を保管する。
一定期間の収支の報告。
一定期日の財産(預金通帳等)の報告。
今後の見通しの報告。
を行った上で支出のチェックを受ける。

この程度のことはやっていてしかるべきだと思う。

公務員でもそうだが、金を持つと自分のものと勘違いする人が多い。
収入の源泉を忘れて私物化してしまう。

会社でオカネを管理している人は、それなりに敬意を払われるが
それを自分の力だと勘違いしてはいけない。
一生懸命働いて稼いできた人間によって得られたオカネであり、
それを管理させて貰っている、そういう人たちによって自分が成り立っていると思わねばならない。

果たしてそれが家計にも当てはまっているだろうか。

一方、管理している方にもそれなりにメリットがある。
こういう帳簿を見せた上で小遣いの金額に対する妥当性が証明できる。
管理とはそもそもそういうものじゃないのか。
これだったら私は小遣い制の意味があると思う。
金額が少なくても納得して小遣いを頂くことが出来るはずである。

オカネを扱う上でブラックボックスを作られては困る。
そんな人に大事なオカネを預けるわけにはいかない。
要はオカネを管理しているといって、緊張感がない人が多すぎる。
安いものばかりを買うのが管理ではない。
あくまで家計・家庭にとってプラスになるオカネの使い方を学び、実践するのである。

もし私がオカネの管理を任されたら、いくら仕事が忙しくてもこの程度のことはさせて貰う。
それが管理者の責務である。

私は仕事でやっているのでこういう事は非常に得意だ。
もし結婚して財布を預けるのなら、この程度のことは覚悟して貰う。

つくづく結婚はムリだという思いにさいなまれるのである。
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